7.30.2010

monkiri workshop

先日「もんきりワークショップ」に参加してきました。
INAX世田谷ショールームで開催されるのをたまたま知り、行ってみたところ、贅沢にも大人3人+小学生1人という贅沢な少数セッションでした。

Really nice to joined the small workshop of paper cuts. It is called "monkiri" and we cut papers into the shapes of various crests. The instructor, Nabo Shimonaka, is an artist, a lecturer of Tokyo Zoukei University. She has published many cute books of paper cuts! Click here to see the line up.

講師は、造形作家で、東京造形大学講師でもいらっしゃる、下中 菜穂さん。本屋さんなどできっと見たことがあるこのようなかわいいキット本もたくさん出されている、「紋切り遊び」の先生です。
『シリーズかたち・紋切り型』(エクスプランテ刊)
{ images above : from Ex Plante Web site }

まずは、下中先生のお話からの始まり。紋切りに恋に落ちてしまった瞬間から、そのすばらしさ、日本人が忘れてきてしまった大切なことについてなど、たくさんの貴重な資料を使って伝えてくださいました。まったく興味深い!

同じうさぎ紋でも何種類もある。

紋切り遊びは、折った紙を切ると、開いた際に美しい紋ができるという、江戸時代に庶民の間ではやっていた遊び。「紋」というだけあって、これらは基本的に家紋を表現している。
「紋切り型」というと決まり切ったモノ、というあまりいい意味に使われないことばだけど、その型本に出会ったとき、こんなおもしろいものがあったのか!と恋に落ちてしまったそう。「紋切り型」についての説明はこちら

The workshop started with lecture. Monkiri was the popular playing in Edo era, but people forgot this playing and the way of use. She fell in love with this when she saw so many kinds of crest shapes in the design catalog.
In Japanese, "kata" (gata) means Form. The old book below said like, "kata" is the basic skill for the all types of industry. I can't read those old writings but this told us how important and practical "kata" was. In fact, if we want to make perfect symmetry shape, folding and clipping the paper is one of the reasonable ways.

古い本には、「諸職必要 紋切形」とあります。どんな職業でも役に立つことというベーシックなスキルだったのかも。確かに、左右均等な美しい形を書くとき、ハンドだとどうしてもぶれる、でも、折って切れば、きれいな対象形がつくれる。
「諸職必要 紋切形」
昔の紋のスケッチはけっこうデコラティブな感じ。
だんだん面で表現されるような形にシンプル化してきたのがわかる。
 雪の文様についてつづった本。
An old book of snow crystals.
江戸時代のお殿様が顕微鏡をつかって見た雪の結晶のスケッチ!
それまでは、目に見える雪の形でしかなかったから、
こんな繊細な
ディテールはなかったそう。

家紋のモチーフは実に様々で、花、蝶、草、波、雪、など自然や縁起物、笑っちゃうような見立てなどたくさん。 またそのネーミングもとても風流だし、ひとことなのにどんな形かイメージができるのが秀逸。かすみ満月、三ツ割なす、初雪、三ツ尻合兎...などなどなど。
この本には4,260種類載っていると書いてある。

下中さんの使い込んだ「紋帖」。洋書というのもちょっと 皮肉。  

今、ことのほか日本の「かたち」や「文様」に惹かれるけれど、「型」という考え方は、「自由さ」を重んじるばかりに、近代の教育で捨て去られた経緯があると知って興味深かった。そういうジャンプがあったのか。
(下中さんの著書『切り紙 切り抜き 紋きり遊び』にも、また型があった頃の図工の教科書などが紹介されています。)

The motifs of the crests are various and very fine. Google it, "kamon" or "家紋". It's awesome! The catalog above contains 4,260 shapes. The shapes came from nature things such as flowers, insects, waves, clouds, snow...or good-luck articles, or to liken to the funny things, etc... I found full of Japanese wit and humor in them and think really lovely. Also I got to know we 've thrown away the good way of using "form" when we create something instead of "free".

ワークショップでは、型のサンプルを使いながら、鮮やかな色の小川和紙をたくさん折って、切っていく。すごく単純で簡単な作業なんだけど、複雑なかたちであればあるほど、開いたときの意外性や感動は、ひとしお。

一番シンプルな「初雪」のかたち。
夏なので、切った紋をうちわに貼るというのがゴールでした。 
ワークショップのすてきな残骸
折ること、切ることに没頭した時間もよかったけど、家紋のこと、「型」のこと、江戸の人の遊び心、自然の観察力、文様のバリエーション、たくさんの資料をつかって話してくれた下中さんのレクチャーを聴けたのはほんとによかった。
ただの紋でしょ?なんて思っていた人も、レクチャーを聞けば見方が変わるかも。
紋切りワークショップ、特に少人数のもの、おすすめです。
今後のワークショップについてはもんきりWorkshopブログにアップされるそうです。 下中菜穂さんのオフィス「エクスプランテ」のサイトはこちら

We pasted cut out parts on the paper fan for the sake of summer... Only we have to do is folding and clipping along the line of the pattern. So easy! but it is so nice to find beautiful crest when we opened the folded Japanese paper. I was really enjoyed the lecture about form, shape, and pattern of Japan.
You can see more images related "monkiri" on here and here.

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